種を蒔くデザイン展




この度、小浜町の隣町、千々石町にある
オーガニック直売所タネトの代表 奥津爾さんが主催する
「種を蒔くデザイン展」の企画のひとつとして、
刈水庵横のギャラリースペースにて
「城谷耕生のデザイン展」を開催する運びとなりました。



その土地に根付く材料や技術を使い、
デザインによってその価値を高めるプロジェクトを多く手掛けてきた城谷。
今回はデザインのプロセスにスポットを当てて、
今、刈水庵で購入できるものに絞って展示をします。



かたちの美しさだけでなく、「生活に溶け込む使いやすさ」に
こだわってデザインされたプロダクトが生まれる過程と、
それについての城谷本人の言葉を通して、
城谷のデザインに対する考え方などをお伝えできると幸いです。



ぜひ刈水庵に足をお運びください。




(写真 繁延あづさ)



【種を蒔くデザイン展について】

農、環境問題、そして風土をテーマに
多様な在来種が根付く雲仙発のデザイン展を開催します。

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種を蒔くデザイン展 @tanemaki_design
3月13日(新月)〜29日(満月)
https://organic-base.com/topic/tanemaki_design/
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このデザイン展は
長崎県雲仙市からオンラインで発信する
4つの展で構成されています。

1、プラスチックフリーの八百屋展
2、城谷耕生プロダクトデザイン展
3、種を蒔く仕事展
4、種を蒔く料理展


現代経済社会では、規格外として流通から
外される在来種の野菜たち。
しかし本来は、一代限りで終わることのない、
100年1000年続いていく生命力を宿した種です。


このデザイン展はそんな種たちのように
消費されるためでなく、
普遍的で、未来の子どもたちへ残す
意思と確かさを宿したデザイン展を目指しています。


それぞれの展の記録をWEB上に、
Instagramに @tanemaki_design 
アーカイブしていきます。

雲仙から離れている皆さんにも
展の様子をダイレクトに感じていただけるようにと思っています。

孫たちが生きる次代に思いを馳せて、
僕らに何ができるのか、皆さんと共に
考える時間になれば、本当に嬉しいです。


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CAST
岩崎政利、城谷耕生、皆川明、原田祐馬、柳原照弘、エフスタイル、omoto、原川慎一郎、オカズデザイン、船山義、food+things、今井義浩(monk)、奥津典子、オーガニックベース、haruka nakamura、宗像堂、POMPONCAKES、青果ミコト屋、中里隆、小野哲平、野口悦士、郡司製陶所、繁延あづさ、伊藤徹也、安彦幸枝、八木夕菜、Sai、タネト





【城谷耕生プロダクトデザイン展について】

雲仙市小浜町生まれのデザイナー
城谷耕生さんのデザイン展を刈水庵で開催します。

マーケティングのため、いわば購入と廃棄のための
デザインが溢れる現代社会。
その中にあって城谷さんはできるだけ新しいものを使わず、
いまある資源を活用し生産過程でゴミをできるだけださないデザイン、
次代に新しい伝統をつなぐデザインを実践、志向してきました。

◯

城谷さんが生まれ育った雲仙市小浜温泉には、
城谷さんの手掛けた店舗、旅館・ホテルなどそのデザインが残っており、
スタジオシロタニでデザインを学んだ若者たちの多くは、
デザイナーとして小浜温泉でそれぞれの道を歩み、
城谷さんの精神のいわばDNAを継承しています。

城谷さんの哲学が染み込んだ小浜温泉街の風景とその数々の仕事から、
次代のデザインの可能性とヒントを感じていただけたら嬉しいです。